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外壁のサイディング柄を残したい人必見|サイディング柄は消さずに守るクリヤー塗装でできること・できないこと

外壁塗装を検討する中で、「今のサイディング柄が気に入っているから、塗りつぶしたくない」と感じている方は多いのではないでしょうか?
とくに、タイル調や石目調などの美しいデザインは、住まいの印象を大きく左右する大切な要素です。そんなサイディング柄をそのまま活かしながら外壁を保護できる方法が「クリヤー塗装」です。

この記事では、クリヤー塗装の仕組みやメリット・注意点をわかりやすく解説していきます。「柄を残したいけど耐久性も気になる…」そんな方にとって、きっと参考になる内容です。

 

 

1:クリヤー塗装とは?サイディング柄をそのまま活かす透明塗装

クリヤー塗装とは、顔料を含まない透明な塗料を使用する塗装方法です。一般的な塗料と違い、外壁の色や柄を塗りつぶすことがありません。そのため、サイディングの模様や質感をそのままに、表面に透明な保護膜を作って紫外線や雨風から外壁を守ります。

こんな方におすすめです

    • 現在のサイディング柄や色合いが気に入っている
    • 外壁に目立った汚れや傷みがない
    • 築年数が10年未満で、外壁の劣化が軽微

 

メリット

メリット 内容
美観を保てる デザイン性の高いサイディングをそのまま活かせます
劣化を防ぐ 紫外線や雨風による劣化を遅らせます
塗膜の劣化が目立ちにくい 色ムラがないため、経年劣化が視覚的に分かりにくいです

 

ただし、こんな注意点も…

  • 外壁に「チョーキング(白い粉が出る現象)」やひび割れがあると、クリヤー塗装は施工できない場合があります
  • 傷や汚れがそのまま残ってしまうため、見た目が気になる場合は補修や別の塗装方法が必要です

このように、クリヤー塗装はサイディング柄を守るのに適した方法ですが、施工できる状態には条件があります。次の項目では、具体的に「どんな外壁ならクリヤー塗装ができるのか」について、詳しく解説していきます。

 

2:クリヤー塗装ができる外壁・できない外壁

クリヤー塗装はとても便利な方法ですが、どんな外壁にも使えるわけではありません。施工にはいくつかの条件があり、それを満たさないと仕上がりが悪くなったり、すぐに剥がれてしまったりする恐れがあります。

では、具体的にどんな外壁ならクリヤー塗装ができて、どんな外壁には向いていないのでしょうか?わかりやすくまとめてみました。

クリヤー塗装ができる外壁の特徴

以下のような条件を満たしていれば、クリヤー塗装に適していると考えられます。

  • 築7~10年以内で大きな劣化がない
  • 外壁表面にチョーキング現象が出ていない
  • ひび割れや欠けがない
  • サイディングの模様や色がはっきりしている
  • 防水性や下地に大きな問題がない

 

クリヤー塗装が難しい外壁の特徴

逆に、以下のような外壁にはクリヤー塗装はおすすめできません。

状態 理由
チョーキングが発生している 塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなる
色あせや模様の劣化が進んでいる 柄がくすんで見えるため、塗装しても綺麗に見えない
ひび割れ・浮き・カビなどの劣化が目立つ 透明塗装では補修が難しく、美観を損ねる

クリヤー塗装は外壁の「美しさを守るための保護」です。すでに劣化が進んでいる場合は、一般的な色付き塗装で補修したほうが安心です。

 

チェック方法とおすすめの対応

クリヤー塗装が可能かどうかは、専門業者による現地調査で判断するのが確実です。ご自身でチョーキングの有無を確認する方法としては、外壁を手でこすってみて、白い粉がつかないかどうかをチェックしてみてください。

もし粉がついてしまった場合は、クリヤー塗装ではなく、補修と塗り替えを検討しましょう。

 

3:クリヤー塗装の種類と選び方

クリヤー塗装にもいくつかの種類があり、使用する塗料によって耐久年数や仕上がりが異なります。選ぶ際には、外壁の状態や希望するメンテナンス頻度、予算などに応じて適切なものを選ぶことが大切です。

主なクリヤー塗料の種類

塗料の種類 耐久年数 特徴
シリコン系 約8〜10年 コストパフォーマンスに優れ、住宅用塗装で最も一般的
フッ素系 約15〜20年 高耐久で美観が長持ち。塗り替え回数を減らしたい方に向いている
無機系 約15〜20年 紫外線や劣化に非常に強く、最高クラスの耐久性を持つが高価格

※上記はあくまで目安で、環境や施工状況により変わります。難付着サイディング外壁の住宅の場合菊水化学の「ロイヤルセラクリヤー」や「ロイヤル無機αクリヤー」がおすすめです。

 

選び方のポイント

1. メンテナンスの頻度を減らしたいなら「フッ素系」がおすすめ
耐久年数が長く、塗り替えの手間を少なくしたい方に向いています。初期費用はかかりますが、長期的にはお得です。2. 費用を抑えたいなら「ウレタン系」や「アクリル系」
特に築年数が浅く、近い将来建て替えや大規模リフォームを検討している場合は、コストを抑えた塗装でも十分です。3. 一般家庭では「シリコン系」がバランス◎
価格と耐久性のバランスが良く、多くの住宅で採用されています。迷ったらシリコン系を選ぶのが安心です。

 

艶あり・艶なしの選択も重要

クリヤー塗装には「艶あり」「3分艶」「艶なし」などの仕上がりの種類もあります。
自然な印象を求める方は艶なし、高級感や清潔感を出したい方は艶ありが向いています。

塗料の種類だけでなく、仕上がりの雰囲気や外壁の色味との相性も考慮して選びましょう。

 

4:クリヤー塗装の施工手順と工期の目安

クリヤー塗装は透明な塗料を使うとはいえ、通常の外壁塗装と同じように丁寧な下準備と手順が必要です。ここでは、一般的な施工の流れと、おおよその工期についてご紹介します。

一般的な施工の流れ

手順 内容
1. 足場の設置 安全かつ丁寧な作業を行うために、まずは足場を組みます。
2. 高圧洗浄 外壁に付着したホコリや汚れ、カビ、藻をきれいに洗い流します。
3. 下地のチェック・補修 ひび割れや劣化箇所がないかを確認し、必要があれば補修します。
4. マスキング(養生) 塗料が窓や玄関などに付かないよう、しっかりと養生します。
5. クリヤー塗料の塗布(2回塗り) 透明な塗料を2回重ね塗りして、ムラなく仕上げます。
6. 点検・仕上げ・足場撤去 最終確認を行い、問題がなければ足場を解体して完了です。

 

工期の目安

一般的な住宅(延べ床面積30坪程度)の場合、約7〜10日間程度が目安です。

工事内容 日数の目安
足場設置・洗浄 1〜2日
補修・養生 1日
塗装(2回塗り) 2〜3日
仕上げ・点検・片付け 1〜2日

※天候や建物の状態によって前後します

 

工期中の生活への影響は?

  • 基本的に在宅のままで問題ありません
  • 洗濯物は外に干せない期間があります
  • 窓の開閉が一時的にできなくなる場合があります

業者によっては事前に工程表を提示してくれるので、不安がある方は事前に質問しておくと安心です。

 

5:クリヤー塗装の費用相場と注意したい見積もりポイント

クリヤー塗装を検討するうえで、やはり気になるのが費用です。透明な塗料を使うという特徴から、「安いのかな?」「逆に高いのでは?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、一般的な費用相場と、見積もりでチェックしておきたいポイントを紹介します。

費用の目安

一般的な戸建て(30坪前後)でのクリヤー塗装の相場は以下の通りです。

項目 費用の目安(税別)
足場設置 約15万〜20万円
高圧洗浄 約1万〜3万円
養生・下地補修 約3万〜5万円
クリヤー塗装(2回塗り) 約50万〜80万円
合計 約70万〜110万円前後

※塗料の種類(フッ素・シリコンなど)や外壁の面積によって大きく変わります。

 

見積もりでチェックすべきポイント

「塗装面積」と「延べ床面積」の違いを理解する
費用は「外壁の塗装面積」によって算出されます。延べ床面積とは異なるので、面積の記載が明確かどうか確認しましょう。「2回塗り」が基本かをチェック
クリヤー塗装は通常、2回塗りが基本です。見積もりに回数の記載がない場合は注意が必要です。足場代や洗浄費が含まれているか
中には「塗装費だけ」の見積もりを提示し、後から足場代などを追加請求する業者もあります。総額で比べることが大切です。使用する塗料の商品名やグレードが明記されているか
「シリコン系」とだけ書かれていても、グレードには幅があります。具体的な製品名が記載されているかを確認しましょう。

 

安すぎる見積もりには要注意

あまりに安い見積もりには、「1回塗りのみ」「下地補修なし」「安価な塗料使用」などの落とし穴があることも…。相場から大きく外れる場合は、複数業者から相見積もりをとることをおすすめします。

 

6:クリヤー塗装を長持ちさせるためのポイント

クリヤー塗装は、適切なタイミングで施工し、その後のメンテナンスをきちんと行うことで10年以上きれいな状態を保つことも可能です。せっかく柄を残して塗装するのですから、少しでも長持ちさせたいですよね。

ここでは、クリヤー塗装を長く美しく保つためのポイントをご紹介します。

1. 適切なタイミングで塗装する

クリヤー塗装は、外壁の劣化が進む前に施工することが非常に重要です。以下のようなサインが出る前に塗装するのが理想です。

  • 色あせが始まってきた
  • 表面が少しザラつく
  • 雨のはじきが悪くなってきた

これらは初期劣化のサイン。外壁が大きく傷む前であれば、クリヤー塗装で十分対応できます。

 

2. 定期的に点検する

塗装後も、年に1回は外壁の状態を確認しましょう。
とくに以下のような変化があれば、早めに業者に相談してください。

  • 透明な塗膜に白っぽい曇りが出てきた
  • 塗膜の表面に細かいヒビが出てきた
  • 雨水が染み込むようになってきた

これらの兆候は、塗膜の劣化が始まっている証拠です。

 

3. 高圧洗浄は控えめに

塗装後の外壁はデリケートです。どうしても汚れが気になる場合でも、強すぎる高圧洗浄はNG。塗膜を傷めてしまう恐れがあります。掃除の際は、柔らかいブラシや中性洗剤を使って優しく洗いましょう。

 

4. 台風や大雨の後は確認を

強風や豪雨の後は、外壁に傷がついていないかをチェックしましょう。
小さな傷でも、放置するとそこから劣化が進んでしまいます。早めの対応が、長持ちにつながります。

 

5. 信頼できる業者を選ぶ

最後に最も大切なのは、きちんとした施工をしてくれる業者に依頼することです。いくら良い塗料を使っても、施工が雑だと長持ちしません。実績や口コミ、保証内容などをしっかり確認しましょう。

 

まとめ

クリヤー塗装は、お気に入りのサイディング柄をそのまま残しながら外壁を保護できる方法です。見た目の美しさを保ちつつ、劣化を防げるのが大きな魅力。
ただし、外壁の状態によっては施工できないこともあるため、早めの判断と専門業者のチェックが重要です。

費用や塗料の選び方、施工後のメンテナンスをしっかり行うことで、美観と耐久性の両立が可能になります。「今の外壁を気に入っている」という方は、ぜひクリヤー塗装を選択肢に入れてみてください。

 

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