外壁塗装をお願いしたら、契約後や工事中に「追加費用が発生します」と言われて驚いた…
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。特に初めて外壁塗装を依頼する方にとって、事前に聞いていなかった費用を後から請求されるのはとても不安ですよね。
しかし、すべての追加費用が悪質というわけではありません。中にはやむを得ない正当な理由で発生するケースもありますし、逆に「本当に必要?」と疑問を持つべき場合もあります。
この記事では、外壁塗装で追加費用が発生する主な原因と、その費用が妥当かどうかを見極めるポイントをわかりやすくご紹介します。
1:追加費用が発生する主な原因
外壁塗装の工事では、契約時には見えなかった問題や予想外の作業が後から見つかることがあります。これにより追加費用が発生することがあるのです。ここでは、よくある追加費用の原因について詳しく見ていきましょう。
1. 劣化の程度が予想以上だった
工事を始めてみると、「外壁のひび割れが深く、補修に時間と材料が必要だった」「下地の木材が腐食していた」など、目視では分からなかった劣化が見つかることがあります。こうした場合は、追加の補修作業が必要になるため費用が増えるのです。
例えば、壁の一部がシロアリ被害を受けていた場合は、その部分の交換や補強が必要になります。これは安全面からも大切な工事なので、やむを得ない追加費用と言えるでしょう。
2. 足場の設置範囲が変更になった
最初の見積もりでは「この範囲に足場を設置すれば十分」と考えていても、実際の作業で想定以上に足場が必要になることがあります。たとえば、隣家との距離が思ったより狭かったり、高さが足りなかった場合などです。
足場の追加は安全な作業のために必要不可欠ですので、業者から「安全のために追加で足場が必要です」と説明されたら、理由をしっかり確認したうえで判断することが大切です。
3. 付帯部の塗装が追加された
契約時には「外壁のみ」とされていたものの、工事が進むうちに「雨どいや破風板(はふいた)などの付帯部も塗ってほしい」と施主からお願いするケースがあります。このようなお客様からの要望による追加作業も、当然ながら費用に反映されます。
特に、美観を統一するために周辺部分も塗り直したいという気持ちはよくわかります。事前に「どこまでが塗装範囲に含まれているか」を確認しておくと安心です。
2:その追加費用、本当に適正?見極めるためのポイント
外壁塗装の追加費用が発生したとき、「この金額は本当に妥当なの?」と疑問に思うのは当然のことです。ここでは、追加費用が適正かどうかを見極めるためのチェックポイントをいくつかご紹介します。
■ 適正価格かどうかのチェックリスト
□ 明確な説明があるか
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写真・動画・現場確認を伴う説明=信頼できる
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「追加が必要です」の一言だけ=要注意
□ 見積書の提示
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追加内容の金額・材料・作業時間が記載されているか
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見積書を出さない=NG
□ 他の業者と比較
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相場調査やセカンドオピニオンが有効
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一括見積もりサイトも利用可
□ 緊急性を確認
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緊急(雨漏り・腐食)→早急に必要
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非緊急(美観目的)→次回に延期も可能
3:悪質な業者に注意!トラブルを防ぐための対策
外壁塗装の追加費用をめぐっては、一部の悪質な業者によるトラブルも報告されています。
「最初は安い見積もりを出して、あとから高額な追加費用を請求する」といった手口です。こうした事態を防ぐために、信頼できる業者の見極め方や具体的な対策を知っておくことが大切です。
1. 「今すぐやらないと危険」と不安をあおる業者に注意
悪質な業者のよくある手口として、「今やらないと大変なことになりますよ」と強引に契約や追加工事を迫るケースがあります。不安を感じて焦ってしまい、その場で了承してしまう方も少なくありません。
しかし、本当に必要な工事であれば、落ち着いて説明し、判断の時間を与えるのが良心的な業者の姿勢です。焦らされるような対応をされたときは、一旦保留し、家族や第三者に相談するようにしましょう。
2. 契約内容をよく確認する
追加費用のトラブルを防ぐには、最初の契約内容をしっかり確認することが重要です。「どこまでが工事に含まれていて、何が追加になるのか」が明確に書かれているかをチェックしましょう。
たとえば、「外壁のみの塗装」「雨樋は対象外」などの記載がある場合、後からのトラブルを防げます。口頭の説明だけでなく、書面に残っていることが大切です。
3. 見積書が細かく書かれているかを見る
見積書の内容が「一式〇万円」などと大まかにまとめられている場合は注意が必要です。良心的な業者は、「外壁塗装〇㎡×単価」「足場費用」「養生費」など、細かく項目を分けて記載してくれます。
見積書の内容が不明瞭なときは、遠慮せずに詳細の説明を求めましょう。「これはどういう費用ですか?」「単価の根拠は?」と聞くことで、業者の対応姿勢も見えてきます。
4. 評判や口コミをチェックする
契約前に、その業者の口コミや評判をインターネットで調べてみるのも有効です。地域の口コミサイトや施工事例の掲載ページなどから、実際に利用した人の声を確認できます。
「説明が丁寧だった」「料金が明朗だった」といった良い評判がある業者は安心感があります。一方、「工事後に高額な追加請求があった」などの悪い評価が多い場合は避けた方がよいでしょう。
4:事前の対策で追加費用を防ぐ方法
外壁塗装での追加費用を防ぐには、工事を始める前の段階でしっかり準備・確認をすることがとても大切です。ここでは、事前にできる具体的な対策についてご紹介します。
1. 見積もりは2〜3社から取るのが基本
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。1社だけの見積もりで決めると、価格が適正かどうか分かりにくいことがあります。そこでおすすめなのが、複数の業者から見積もりを取って比較することです。
見積もり内容を見比べることで、「この費用は相場より高すぎる」「この工事は他社では不要と言われた」など、冷静な判断がしやすくなります。
特に、見積書の項目が詳細に記載されているか、質問に丁寧に答えてくれるかなど、業者の誠実さも見えてくるポイントになります。
2. 現地調査はしっかり立ち会う
見積もり前には、業者が現地を調査する「現地調査」があります。このときに立ち会って、気になる点や疑問を直接伝えることが大切です。
たとえば、「このあたりのひび割れは補修が必要ですか?」「足場はどこまで組む予定ですか?」など、素朴な疑問でもどんどん聞いてみましょう。きちんと答えてくれる業者は信頼できます。
また、立ち会うことで、後から「これは聞いてなかった」というすれ違いを防ぐ効果もあります。
3. 契約前に「追加費用の可能性」を確認する
契約書や見積もりの段階で、「追加費用が発生する可能性はありますか?」と確認しておくことも忘れないようにしましょう。
もし「こういう場合には追加が出るかもしれません」とあらかじめ説明があれば、心構えができますし、実際に費用が発生したときも納得しやすくなります。
逆に、「絶対に追加費用は出ません」と断言する業者には注意が必要です。予期しないトラブルに柔軟に対応できる業者のほうが安心です。
4. 書面での確認を徹底する
「言った」「言わない」のトラブルを防ぐために、すべてのやり取りをできるだけ書面やメールで残すようにしましょう。
たとえば、「この補修は見積もりに含まれているか」「付帯部の塗装は含まれているか」など、細かい部分も確認して記録しておくことで、後からのトラブルを未然に防げます。
✔ まとめ|追加費用は「理由を確認して納得」が大切
外壁塗装で追加費用が出ると不安になりますが、
すべてが悪質なものではなく、劣化の発見や安全確保など正当な理由も多くあります。
大切なのは、次のポイントを冷静に確認することです。
・追加が必要な理由は具体的か?(写真・根拠があるか)
・見積書が提示され、金額の内訳が明確か
・今すぐ必要な工事なのか、緊急性を確認
・契約前に「追加の可能性」を聞いておく
・やり取りは書面やメールで残す
もし不安があれば、他の業者に相談することも大切な判断材料 になります。
外壁塗装は、住まいを長く守るための大事な工事です。
焦らず、納得して進められる業者を選び、安心できる形で工事を進めましょう。
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