フッ素塗料や無機塗料などの高耐久塗料は、「長持ちする=メンテナンス不要」と思われがちです。
しかし実際には、適切なメンテナンスを怠ると性能を十分に発揮できないケースも少なくありません。
この記事では、高耐久塗料でも必要なメンテナンス方法と、放置することで起こる意外な落とし穴を分かりやすく解説します。
■ 高耐久塗料とは?
高耐久塗料とは、一般的なシリコン塗料よりも耐候性・耐久性が高い塗料のことです。
主な高耐久塗料の例
高性能ラジカル制御型塗料(耐用年数:約12〜15年)
フッ素塗料(耐用年数:約15〜20年)
無機塗料(耐用年数:約15〜20年)
紫外線や雨風に強く、塗り替え回数を減らせるのが特徴です。
■ 「高耐久=放置OK」は危険な誤解
高耐久塗料でも、次の点は塗膜の寿命とは別物です。
汚れの付着
コーキングの劣化
外壁材そのものの劣化
環境要因(湿気・日照・立地)
つまり、塗料は長持ちしても建物全体は劣化するということです。
■ 高耐久塗料でも必要なメンテナンス内容
✔ 定期的な目視チェック(年1回目安)
色あせ・ツヤの変化
ひび割れ
塗膜の剥がれ
コーキングの割れ
✔ 軽度な汚れの洗浄
雨だれ
北側のコケ・カビ
放置すると塗膜の劣化を早める原因になります。
✔ コーキングの点検・補修
塗料が高耐久でも、コーキングの寿命は7〜10年程度。
ここが劣化すると雨水侵入のリスクが高まります。
■ 放置すると起こる「意外な落とし穴」
❗ 塗膜は無事でも雨漏りが発生
原因は、コーキングや下地の劣化。
「高い塗料を使ったのに雨漏りした」というケースは珍しくありません。
❗ 汚れが固着して落ちなくなる
高耐久塗料は汚れにくい反面、
長期間放置すると汚れが定着し、洗浄では落ちにくくなります。
❗ 部分補修が難しくなる
無機塗料などは、部分補修の色合わせが難しいため、
劣化を放置すると補修範囲が広がりやすくなります。
❗ 想定より寿命が短くなる
メンテナンス不足により、
本来20年持つはずの塗膜が早期劣化するケースもあります。
■ 高耐久塗料の適切なメンテナンス目安
| メンテナンス内容 | 目安頻度 |
|---|---|
| 目視点検 | 年1回 |
| 洗浄 | 3〜5年 |
| コーキング点検 | 5〜7年 |
| 専門診断 | 7〜10年 |
■ 高耐久塗料を長持ちさせるポイント
定期点検を怠らない
汚れを溜めない
外壁以外(付帯部・コーキング)も確認
異変を感じたら早めに相談
「何もしないこと」が一番のリスクです。
■ 高耐久塗料が向いている人・注意が必要な人
| タイプ | 注意点 |
|---|---|
| 長期的に住む予定 | 定期点検を前提に |
| メンテナンスが苦手 | 完全放置はNG |
| 北側が湿気多め | 防カビ対策必須 |
■ まとめ:高耐久塗料こそ“適度なメンテナンス”が重要
高耐久塗料は確かに優れた塗料ですが、
メンテナンス不要ではありません。
定期点検
汚れ対策
コーキング管理
これらを行うことで、本来の耐久年数と性能を最大限に引き出せます。
ペイントホームズ松山店では、高耐久塗料を施工した後も、
長く安心して住めるためのメンテナンスアドバイスを行っています。
「高耐久塗料を選んだけど、この先どうすればいい?」
そんな疑問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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